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石畳とグラスの音。ナバラ・Vianaで出会った、夏のワインと街の記憶

2025 6/29
Blog ワイン 街巡り
viana サンティアゴ巡礼路 スペインワイン スペイン旅行 ナバラ ナバラワイン ナバラ観光 ビアナ 旅行ガイド 歴史的スポット
2025年6月29日2025年7月8日
vianaのサン・ペドロ教会入口をバックにしたアイキャッチ画像
目次

はじめに:巡礼路が通る、石造りの町へ

Viana(ビアナ)は、車でふらっと行ける存在でありながら、今まで訪れたことがありませんでした。この街は、ナバラ州の南西、リオハとの県境に位置し、サンティアゴ巡礼路が通っていることでも知られています。中世の面影が色濃く残る静かな石畳の通りと、低い建物の影がゆるやかな時間をつくっている、そんな場所です。

Vianaの地図
リオハの州都・ログローニョから車で10分。ナバラとリオハの境にたたずむ、Vianaの町。ちなみにナバラ州都・パンプローナからは車で約1時間かかります。

今回の訪問のきっかけは、「Vinos y Patrimonio(ワインと遺産)」というイベント。Vianaがあるナバラ州と、すぐ隣のリオハ州周辺のワイナリーや地元バルが庭園に出店し、音楽とワインを楽しめるという、2日限りの催し。そこで演奏されるのは“ラップ・ルラル(Rap Rural = 田舎風ラップ)”。ワインと文化遺産、そしてラップ――どうにも気になる組み合わせです。

せっかくなのでイベント前に町を少し歩いてみようと、午前中のうちに到着。車を走らせるうち、普段見慣れた緑豊かな風景は、いつの間にかブドウ畑の緑と茶色い大地の繰り返しになり、丘の上の城壁に囲まれたVianaの街がたたずむ様子は、もはや異国の風景です。

Viana周辺のブドウ畑が点在する風景
Vianaを囲む大地。乾いた風が通り抜けるブドウ畑がどこまでも続く。

いたるとことに歴史の吐息がひそむ石畳の細い通り、堅牢な石造りの建物、小さな広場、そこに集まる人々の暮らし。この記事では、地元の人たちの時間の流れにそっと混ざってみるような、そんな街歩きの様子を、イベントの様子とともにお伝えします。

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石畳をゆっくり辿る、巡礼の町の静かな午前

旧市街に足を踏み入れると、すっと空気の粒が細かくなるような感覚があります。石畳の通り、低くおさえられた建物、揺れる鉢植え。町の中心にあるサンタ・マリア教会は、13世紀からこの場所に佇み続けてきたそうで、正面のファサードには細やかな装飾が彫りこまれています。

教会前の階段にはリュックをおろした巡礼者の姿もあって、「いまもこの町を通り、歩いていく人がいる」ということを実感します。

通りのあちこちに、巡礼の道しるべとなるホタテ貝のマークや黄色い矢印があるのも、この町の日常の風景のひとつ。

立派な市庁舎とこじんまりとした広場を抜けると、バルが立ち並ぶ通り。

Vianaの市庁舎
町の中心に佇む市庁舎。石造りの重厚さに、静かな威厳が漂う。
Viana旧市街の通りの様子
朝のバル通り。グラスの音と笑い声が、やわらかく交差していた。

今まで訪問した食関連のイベントは、いつも駐車場も通りも人であふれていて、音楽隊やパレードがあったりと、賑やかな雰囲気だったのですが、ここVianaでは、テラスに腰かけ歓談する地元の人たちは見かけるものの、どの通りにも「普段のゆったりとした日曜の午後」という空気が流れています。

屋根のない聖堂を抜けて、ワインの香る庭園へ

道の先に、イベント会場となるSerrat(セラ―ト)庭園が見えてきます。けれどその正確な入り口は、実は意外な場所にありました。 案内に従って進むと、たどり着いたのはサン・ペドロ教会の扉。ゴシック様式の立派なアーチをくぐると、そこに広がっていたのは、すでに屋根を失い、壁の一部だけが残された崩壊した教会の跡でした。

イベント入口のVianaのサン・ペドロ教会扉
サン・ペドロ教会の扉。彫刻の陰影まで生きているような美しさ。

空に向かって何もない空間に並ぶ柱の跡、夏の光が入り込む無人の回廊、はげ落ちたフレスコ画。昔のまま残されている美しい扉とのコントラストに思わず呆然とし、静謐なその空間に、ごく自然にイベントの受付が置かれている。そんなところに、歴史と現在が共存している、この国の厚みのようなものを感じます。

Vianaのサン・ペドロ教会跡
屋根を失った聖堂のなかに、時間の層が静かに息づいている。
Vianaのサン・ペドロ教会に設置されたイベントの入り口
教会の中をワイングラス片手に人が通り過ぎていく。

風の抜ける庭園で、グラスとともに過ごす日曜の午後

サン・ペドロ教会跡のアーチをくぐると、光の加減がふと変わったように感じました。屋根を失い、柱跡だけが静かに残された空間。その“空の聖堂”を通り抜けた先にあるSerrat(セラ―ト)庭園が、この日の「Vinos y Patrimonio(ワインと遺産)」イベントの会場です。

VianaのSerrat庭園から望むパノラマ
セラート庭園入口からの眺め。緑の先に広がる渓谷と山並みに、思わず息をのむ。


このSerrat庭園は、もともと教会の墓地として使われていた場所で、かつては町を守るための防御壁の役割も担っていたそうです。いまでは緑に覆われた静かな公園として整備され、丘の上からはエブロ渓谷を越えて、遠くカンタブリア山脈までを一望できます。その眺めは、町の奥行きだけでなく、この土地に流れる歴史の深さまでも感じさせてくれるものでした。

白いテントの下では、近隣のワイナリーやバル、レストランが思い思いにブースを構えていて、会場全体にゆるやかな熱が漂っていました。観光客よりも、近郊に暮らす人々や顔見知りの生産者が多く、「ワインのお祭り」というよりも、土地の人たちが交わる“日曜の縁側”のような空気。

VianaのSerrat庭園の様子
庭園の一角に、ワイン片手の人々が自然と集まり、午後の光が差し込んでいた。

入口で受け取ったチケットとグラスを片手に「チキテオ(バスク流ハシゴ酒)」です。初めて出会うワイナリーも多く、暑い日にぴったりのワインを出してもらいながら、生産者のみなさんが気さくに、でも情熱的にワインについて説明してくれます。

フードも、地元の腕利きバルやレストランが出しているだけあって、手の込んだピンチョスや絶品パエリアなど、夏ワインと合わせてたっぷり楽しめました。

パエリアのピンチョスアップ
巨大なパエリア鍋で仕込まれた絶品パエリア。
アンチョビとサラダのピンチョス
濃厚サラダにアンチョビのアクセント。
野菜のパイ
じっくり炒めた旨味あふれる野菜のパイ包み。

赤ワイン派に朗報!下の記事で、今回出会った夏ワインの楽しみ方を、詳しくお伝えしています。

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「赤は常温」の思い込みが変わる——日本の暑い夏にこそおすすめ、“冷やし赤ワイン”の魅力 – Discover Japan …

音楽と驚き|土のリズム、街の声

しだいに来場者が増え、熱を帯びる会場のステージから流れ出したのは、、ラップのような、語りのような音楽、“Rap Rural(ラップ・ルラル)”。

Rap Rural(ラップ・ルラル)

“Rap Rural(ラップ・ルラル)”は、スペインで生まれた比較的新しい音楽スタイルで、農村文化や田舎の暮らしをテーマにしたラップです。都市のストリートカルチャーから生まれた従来のラップとは異なり、地方の言葉や風景、日常の感覚を詩的に語るのが特徴です。

このジャンルの代表的なアーティストのひとりが、今回パフォーマンスをしていたスペインのラッパー Bewis de la Rosa(ベウィス・デ・ラ・ロサ)。彼女はこのスタイルを「田舎の風俗描写を、現代的な視点で語り直すもの」と表現しています。 たとえば、畑仕事や祖母のレシピ、村の広場での会話など、都市では見過ごされがちな“地方文化や土地の記憶”を、現代の言葉とリズムで再構築するようなものだとか。

激しい言葉や煽るようなリズムではなく、畑や祖母や村の台所のようなものがリリックの中にぽつぽつ登場していて、それがこのSerrat庭園の向こうに広がる牧歌的な風景と不思議に重なって聴こえてきました。 ラップといえば都会のものという印象があったけれど、この音楽には“この土地で暮らす人の言葉のリズム”が宿っていて、むしろこの伝統的な街にこそぴったり。

普段ラップはあまり馴染みのない土地ですが、次第にたくさんの人がステージを囲み、子どもたちも手をとって踊りはじめ、その鼓動と穏やかな庭園の空気が、今と昔が共存するこの空間を、さらに特別なものにしていました。

Vianaのイベントのコンサートの様子
ステージから響くRap Ruralのリズム。土の記憶が音になって跳ねていく。

街とグラスの余韻|また、あの石畳を歩きたくなる日

こちらでは、午後の光は夕方になるとさらに激しく照りつけるので、庭園の片隅で最後の一杯を飲み干し、会場をあとにしました。イベントはまだ続いていて、グラスを手にした人たちの話し声と音楽が風に混ざって流れてきます。

帰り道、ふたたびサン・ペドロ教会跡を抜けて、旧市街へと下る石畳を歩きました。バル通りのテラスで食後のコーヒーを飲み、ひとやすみ。町は何も変わっていないのに、ふしぎと景色が少しやわらかく見えるのは、きっとワインと音楽と、ほんの少し開いた心のせいかもしれません。

テーブルに並ぶ二つのカフェラテ
旅の締めくくりに、地元の人であふれるバルに入る。カフェラテで、ほっと一息。

Vianaという街は、特別な“観光地”ではないけれど、だからこそ、こうして記憶に残っていくのだと思います。数時間の滞在だったはずが、どこかに静かな余韻をひとつ置いてくれるような場所。 また、あの石畳を歩きに行きたくなる日が、そう遠くはないかもしれません。

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