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ワインと旅する、美食のバスク | Discover Japan x Basque
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【現地レポ】アラバ県アムリオ「チャコリン・エグナ2025」体験記――バスクワインと美食の祭典

2025 5/28
Blog ワイン チャコリ
Txakolin Eguna アラバ県 スペインワイン チャコリ チャコリン・エグナ バスクワイン バスク地方 バスク美食 ピンチョス ワインイベント ワインフェスティバル 旅行レポート
2025年5月28日2025年6月7日
ブースに並ぶアストビザのワインラインナップをバックにしたアイキャッチ画像
目次

はじめに

ワインと美食のイベントが目白押しの春のバスク。そんな中、ついに念願の「Txakolin Eguna(チャコリの日)」に参加してきました。イベントの開催地はアラバ県アムリオ村。チャコリ好きなら一度は訪れたい春の恒例イベントです。
このお祭りでは3つのチャコリ原産地のひとつ、アラバコ・チャコリーナに属する地元ワイナリーが新ヴィンテージを解禁し、バスクの美食とともに楽しむ最高の一日が繰り広げられます。
ワインラバーなどの訪問客に加え、地元の人々も多く集まり、まさにバスクらしい温かくにぎやかな雰囲気に包まれていました。

ついに来ました、念願のチャコリン・エグナ!バスクの春を五感で味わえる最高の一日です。

アムリオで開催された「チャコリの日」会場の入り口付近
会場となったフアン・ウルティア公園。春らしい陽気の中、すでに大勢の人でにぎわっていました。
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チャコリの3つの原産地とは?

会場の雰囲気


会場は緑豊かなフアン・ウルティア公園。入口を抜けると、すでに多くの来場者がグラスを片手に賑やかに語らい、春の陽気の中でワインと美食を楽しんでいました。 ピクニックシートを広げてチャコリを片手にくつろぐ地元の人々。子どもたちの笑い声、ワインを傾けながら語り合う人々、まさにバスクらしい温かく活気あふれる雰囲気が広がっています。

アムリオ村チャコリの日の肉屋のピンチョスブースの様子
春の陽気のなか、美味しい料理とチャコリを片手に語らう――地元の人たちが楽しむ、のどかなひとときが広がっていました。

美食体験:ピンチョスと地元グルメ

チャコリとともに楽しむのは、バスクやスペイン各地の美食。今回は特に目を引いた料理をピックアップ!

🍴 注目のグルメ

  • 鉄板焼きマッシュルームピンチョス:鉄板で焼きあがるジューシーな肉厚マッシュルームたまらない。
アムリオ村チャコリの日のマッシュルームピンチョスを鉄板で準備する様子
マッシュルーム・ピンチョスの専門店に来たような楽しさ。
  • イベリコハムのカット実演:職人技が光るカットパフォーマンスを見ながら、極上のハムを堪能。
  • バレンシア風パエリア:巨大な鍋で炊き上げるパエリア。魚介の旨みがギュッと凝縮されていて絶品!

中でも、イディアサバルチーズとチャコリの組み合わせは最高。出来立てのチーズとワインの爽やかさが絶妙に調和し、思わずグラスが進んでしまいました。

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音楽と文化イベント

美食とワインだけでなく、文化的な要素もこのイベントの魅力。会場では地元バンドのライブ演奏や、伝統的なバスクの踊りが披露され、巨大な人形(ファビアン・デ・マリアカやマリガボン)も登場しました。
バスク文化の奥深さや、地元の人々の誇りが感じられる瞬間の連続で、ただのワインイベントにとどまらない、地域に根ざした祭りの魅力が感じられます。

生産者との交流とアラバのチャコリ

アラバ県でチャコリを造るワイナリーは全部で7軒。そのうち5軒が今回のイベントに出店していました。

アムリオ村チャコリの日のGarateブースの様子
Garate
アムリオ村チャコリの日のBat garaブースの様子
Bat gara
アムリオ村チャコリの日のTxikubinブースの様子
Txikubin

この地のチャコリ「アラバコ・チャコリーナ」は、微発泡で軽快な印象の一般的なチャコリとは少し違い、白ワインとしての骨格がしっかりした、力強い味わいが特徴。一杯でも満足感があります。

特に印象に残ったのは、Astobiza(アストビサ)とArtomaña(アルトマニャ)。どちらのブースも人だかりができていて、その人気ぶりも納得の美味しさ。気がつけば、わたしたちも何度も足を運んでいました。

**Astobiza(アストビサ)**では、白とロゼのチャコリを試飲しました。日本で流通している軽やかな「ピルピル」のイメージがあっただけに、スタンダードタイプのチャコリは予想以上に力強い味わいで、少し驚かされました。ロゼも果実味がしっかりとしていて、飲みごたえがあります。

アムリオ村チャコリの日出店Astobizaのワイン
Astobizaは熟成タイプのチャコリや甘口ワインのほか、ジンやベルモットまで手がけています。

**Artomaña(アルトマニャ)**は、環境にやさしいワインづくりのパイオニアでもあります。力強さのなかに、スッと喉を通る心地よさがあり、白・甘口・スパークリングのどれもが幸せな気持ちになる美味しさでした。

アムリオ村チャコリの日のArtomañaのブース

「ちょうど今、開けたばかりだから試してみて!」と注いでもらったスパークリングは、これからの季節にぴったりの爽やかさ。自宅用に購入し、テラスでの食事に合わせるのが今から楽しみです。


チャコリの世界を巡るほどに、その多様性と奥深さに驚かされます。そして何より印象的だったのは、生き生きと自分たちのワインについて語ってくれる生産者たちとの対話。それぞれのワインの個性や背景に触れられる、とても贅沢な時間でした。

現地に行けなくてもOK!日本でチャコリを楽しむ方法

「Txakolin Eguna」に参加できなくても、アラバ県のチャコリの魅力を日本で味わうことができます。今回のイベント一押しのAstobizaとArtomañaは日本でも購入可能なワイン。バスクの春を感じながら、ぜひ自宅で楽しんでみてください。

Astobiza:爽やかでフレッシュな味わい

ミネラル感のあるしっかりとした骨格を持ち、余韻が長く続くAstobizaは、魚介料理だけでなく生ハムや炭火焼料理ととの組み合わせもおすすめ。少し冷やして飲むと、バスクで味わう感覚にぐっと近づきます。

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Artomaña:深みのあるコクを楽しむ

柑橘系やトロピカルフルーツの香りが心地よく広がり、シャープな酸味とミネラル感が特徴のArtamañaは、魚介料理や軽めのピンチョスと相性抜群。特にイディアサバルチーズとのペアリングは絶品!

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その他のおすすめチャコリはこちら

まとめ・おすすめポイント

「Txakolin Eguna」は、チャコリ初心者でも、ワイン好きでも、美食好きでも楽しめるイベント。 来場の際に役立つポイントをまとめました!

✅ 訪れる際のヒント

  • 事前にオンラインでチケットを購入し、早めの時間に来場するのがベスト!
  • ピクニックシートを持参すると、ゆっくりくつろぎながら楽しめる。
  • ワイングラスを購入すると、より快適に飲み歩きできる。おみやげにもおすすめ。(会場で購入可能)

来年もまた訪れたい、バスクの春を象徴する素晴らしいイベントでした!

ぜひ、バスクの美食とワインの魅力を実際に味わってみてください!

“Txakolin Eguna 2026” でお会いしましょう!

アムリオ村チャコリの日の開催場所の公園
会場のフアン・ウルティア公園。
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